院長からのメッセージvol.5

ネット上のAFPBB Newsの記事で、「新型コロナ、マスク着用で免疫力向上?」の見出しがありました。

以前ブログに書いたのですが、私はマスクの着用により体内に侵入するウィルスの量は減らせると考えています。

ゼロではなく減らすことに大きな意味があります。

ウィルスに感染してから発症するまでに時間かかることは有名です。

これは症状が出るのに、ある一定の数までウィルスが増えなくてはいけないからです。

侵入するウィルス量が少なければ増殖に時間がかかり、一気に大量にウィルスが侵入した場合は発症するラインまでのウィルスの増殖は速くなることでしょう。

発症までの時間があればあるほどそのウィルスに対する免疫力の獲得には有利と考えられます。

実際にはそこまで単純ではないかもしれませんが、大雑把な流れとしては間違っていないと思います。

免疫力が上がれば重症化のリスクも軽減できます。

一番の問題である医療のひっ迫も避けられることでしょう。

過去にも言っていますが、水分をしっかり補給することで粘膜を機能させることができます。

粘膜は免疫系の第一の防御であり、乾燥は粘膜の大敵です。皆さん十分な水分補給を心がけてください。