最近思うこと~院長からのメッセージvol.4

コロナウィルス(以下コロナ)の影響で外出の自粛が求められる中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

日本経済のさらなる悪化は確実で、失業者が増加することは避けられないでしょう。

失業率と自殺者数には関連があることは皆さんもご存知だと思います。

私が心配しているのは、経済的困窮から自殺を選択してしまう方コロナの2次被害者と言えるでしょう)が増えることです。コロナによる死者は毎日カウントされ皆が恐れおののくのに対して、自殺者数は年度末に統計をとってみたら「この年多いな?ああコロナ関連の失業が原因か」程度の認識になってしまうのではないかと危惧しています。しかし働く世代の減少は、まさにその世代が支えているこれからの日本の税収・社会保障制度にも大きく影響を与えるのです。

 

経済の悪化による死者を減らすには、人が三密(密閉・密集・密接)を避けて感染に細心の注意を払いつつ経済活動を止めないことが重要だと思います

コロナ感染による死者を減らすには、すべての人が手洗い・マスク(清潔な物)・水分補給(粘膜による免疫機構を正常に機能させるため)を徹底して人との接触を最低限とし、重症化の恐れのある方・それらの方に接触する機会のある方は特に注意し、そういった方に優先的にマスクや消毒用アルコールが行き渡るようにする必要があると思います。(買い占めはやめましょう)

 

これから出るコロナ感染による死者と自殺者、どちらももはやゼロにはできませんが、私たちの選択で亡くなる方を最小限に抑えることは可能だと思います。(逆に言えば私や皆さんのの選択で亡くなる方が増えるということです。残念ながら何が正解かは終わってからでないと分かりません。)

「家から一歩も出ないのが正解で外出する人は間違っている」と決めつけるのではなく、感染症対策を徹底しつつ外出して積極的にお金を使う、という選択肢もあっていいのではないでしょうか。