コロナウィルス対策~院長からのメッセージvol.3

皆さんコロナウィルス(以下コロナ)対策はどうしているでしょうか。

ネットの一部でコロナにアルコール消毒が効かないという情報が流れたそうです。

しかしコロナは、アルコール消毒が有効なエンベローブウィルスに分類されます。

一つの情報を鵜呑みにせず、複数情報を集めて冷静に判断してほしいと思います。

 

以前インフルエンザ対策のブログをアップしたのですが、コロナにも有効と思われるので再び書きたいと思います。

マスク・手洗い・水分補給です。

マスク・手洗いは体内にウィルスが侵入するのを防ぐ働きです。(前ブログをご参照下さい。)

(マスクの効果は不明と言う方もいますが、効果がないとすれば医師も看護師もマスクはいらないということになります。)

では口腔・鼻腔から先に侵入したウィルスに対しては人間はあきらめるしかないのでしょうか。

そんなことはありません。

人体には免疫というウィルスや細菌と戦うシステムがあるのです。

口腔・鼻腔から気管には粘膜があります。

気道の粘膜には繊毛という細かい毛があり異物の侵入を防いでいます。

粘膜・繊毛は乾燥していると働くことができません。

粘液で十分に潤っている必要があるのです。

粘液は体の中から分泌されるもので、IgA抗体(ウィルスの感染を防ぐ)を含んでいます。

粘液はほとんどが水分ですから、体内に水分がなければ作ることができません。

そこで水分補給が必要になるのです。

生活内容にもよりますが、あまり動かない方でも一日1.2Lは、補給してほしいです。

ただし水だけ飲んでいればよいわけではなく、IgA抗体はタンパク質から作られるので、バランスの良い食事も大切です。

日頃の運動や十分な睡眠も必要なのは言うまでもありません。

出来るだけ正確な情報を集めて無駄に恐れず、冷静に行動したいものです。